楽曲詳細

カバーイメージ
価格
1.470円
出版社
カワイ出版
初演
Ensemble Daffodil
(指揮:寺尾正 ピアノ:槇原聡子)
 
2009年9月21日
石若雅弥作品展2009〜Ensemble Daffodilによる〜
いずみホール
主催:石若雅弥作品展実行委員会
難易度
初級〜中級
発売日
2010年3月1日 初版発行

曲目

  1. 一人きり
  2. 幸せ
  3. 走る
  4. もどかしい自分
  5. ありがとう

参考音源

ありがとう
石若雅弥 女声合唱作品集U

解説

 2008年6月刊行の「こころの色」「歌はどうして作る」以来、約1年8か月ぶりのオリジナル女声合唱作品の出版となります。この作品は、2009年9月に催された「石若雅弥作品展2009〜Ensemble Daffodilによる〜」のために書き下ろした楽曲です。テキストは「こころの色」と同じ、佼成出版社 より最近発売された谷川俊太郎さんの詩集「子どもたちの遺言」から使わせていただきました。「こころの色」と同様、どれも心が洗われる詩の数々で、「遺言」という一見重苦しそうなタイトルとは裏腹に、子供の誕生から大人 に成長するまでの苦悩や葛藤が、12篇の詩により感動的に表現されています。私自身は詩の中に登場する年代と少し違っているのですが、その世代の子どもたちや、そういう子どもを育てていらっしゃる大人の方々には大いに共 感いただけるのではないでしょうか。さらにこの詩集には写真もたくさん掲載されており、それを見ることでより世界が広がり伝わってきます。合唱作品としてそれらの写真に負けないよう、子どもたちの躍動感や嬉しさ・悲しさ ・心の痛みなどをより表現できるように試行錯誤しつつ、演奏しやすいようメロディーを明確に、音域も無理なく和音もシンプルにし、div.も一切使わず作曲しました。
 またこの作品には、ある意味で実験的な要素を持たせました。同じ譜面で無伴奏でも伴奏付きでも演奏できる、という点です。合唱団によってはア・カペラ曲しか演奏されない団や、逆にピアノ付きの曲しか演奏されない団など、 様々かと思いますが、その両団に演奏していただけるような楽曲を目指しました。あるいは、曲中のどの曲をアカペラで演奏するか、ピアノ付きで演奏するか、ということも合唱団に選んでいただいても構いません。初演時も指揮 の寺尾先生の一存で、伴奏の有無を決定していただきました。更に言うと、曲順も自由に構成していただいて結構ですので、演奏側も聴衆側もこの作品で豊富なバリエーションを楽しんでいただけると幸いです。
 なお、初演時は「女声合唱とピアノ または 無伴奏女声合唱のための『ありがとう』」というタイトルでしたが、簡略化させていただきました。
 また、収録曲の「一人きり」と「走る」は独唱版としても編曲して今秋発表させていただきました。